この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
贖罪の檻。
第24章 幻の真実・・・?
「はい、よやく帰れます。」
「そうだ。月良のことは、どうなりましたか?」
「まだ、詳しいことは話して頂いていないのですが・・・居場所は、判ったようなのでそう遅くならずに解決するかと思います。」
「そう、ですか・・・
(会長が世話を焼いてくるなんてな・・・。犯人を知っていて〝冤罪騒ぎ〟なんてされたら困るって、ところか。)」
「あの、担当弁護士なのにきちんと出来ずに申し訳ありません。」
「いいえ。国選の弁護士先生なのにここまで丁寧にしてもらって嬉しい限りですよ。」
本心を伝えた。
「出来ることなら釈放されたら会長に逢いたいと伝えて下さい。」
「判りました。」
依頼人の役に立てたことが嬉しかった。
》 》
「では、月良さま。」
「はい・・・」
エスカレーターが希望の階に到着すると自分を下ろし執事は、帰って行く。