この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
贖罪の檻。
第28章  終わりの見えない行為
  


「ドア、叩かないと・・・ダメかな。」


 いつものように執事を呼びたかったが呼び出しがない。仕方ないので力を振り絞りドアまで向かうことにした。


「っ、きゃっ!!!?」


 立ち上がった瞬間にドテンとあっさりとバランスを崩してベッドの脇に倒れてしまった。クスリの所為で身体が上手く動かないようだ。


「・・・・・・はあ。」


 寝転んだまま起き上がる力もなくて途方にくれる。
 どうにもならないことと人が居るのかさえ判らないのでため息しか出ない。
 しかしこの状況に焦りさえ起きない自分に驚く。


「この、生活に・・・慣れたのね。」


 けっして認めたくはないこと。
 しかし自分の気持ちが浚われた当時とは、比べものにならないくらいに落ち着いている。


「・・・・・・いつまで、、、」


 考えるのは、終わりのない日々の終わりの日。


  
/390ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ