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贖罪の檻。
第35章 主の交代
「嫌です・・・」
「わがままを言うな。俺が主なんだぞ。」
「・・・“主”、?」
男の物言いが全く判らない。
「誰も来ないからな。
俺が代わりに主になってやる。」
「・・・・・・
(椥、さん・・・)」
なぜか咄嗟に頭に浮かんだのは、自分を囚えていた男だった。
「さぁ、夜はまだまだ長い・・・楽しもう。」
「っ。」
男の笑顔が恐ろしい。
》 》
もう失うものなどない。あの少女を遊び程度に楽しんでやろうと思っていたのだが・・・どうやら思いの外ハマった。
少女は、不思議なくらいに何度抱いても堕とした気にならない。
穢れた気がしない。
いや、“穢せない”のだ。
それがいいのかも知れない。
奴もソレがいいのか・・・それにしては、迎えにも来ないのはどういう訳なのか。。。
《 《