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贖罪の檻。
第35章 主の交代
「さぁ、新たな主であることを教えよう。」
「来ないで・・・嫌っ。」
足下からベッドに上って来られ身体を引くしかない。しかしあっという間に足首を掴まれてしまう。
「主の言うことは訊くものだぞ。」
「あなたは、主じゃなっ・・・」
バシィンン
言い終わる前に平手が飛んできた。
「・・・なに、、、を。」
ヒリヒリとした痛みがじんわりと広がる。
「口答えは、許さないぞ。」
「っ・・・・・・」
男の瞳が怖い。
♪~♪♪~~
「おっと、電話だ。少し待て。」
少女に釘を刺し次の行動に移ろうとすると電話が鳴ったのでベッドを降りる。
「お、ようやくか。」
電話の相手は、自分をあっさりと捨てようとした男であった。
「もしもし、今頃どうした?」
もう、助けを乞う気などない。