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贖罪の檻。
第36章 救われるまでの道のり・・・
結局父親とは、判り合えることもなく終わった。
「もう帰るのか。」
「仕事がありますので。」
少女の行方は、心配だし自分のモノに手を触れられて腹が立つ。しかし〝仕事〟を投げ出すことが出来ない。
いや、〝投げ出したい〟とも思わない。つまりその程度の感情しか彼女には、沸いていないと言うことになる。
本当に自分は、残念だと思う。そして父親にそっくりだとも・・・。
》 》
〝愛情〟などと言うものに興味など沸かない。しかし彼女には、興味が沸いた。
まぁ、初めは暇つぶし程度だったが・・・なかなか堕ちてこない彼女にイライラし出してアレコレトしてみたのだが全く効果はなかった。
仕舞いには、協力者に裏切られ奪われた。なんと滑稽だろう。
しかし取り戻しに行かなくては・・・とならないのは、彼女をきっとそれ程大切に思っていないからなのかも知れない。