この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
贖罪の檻。
第38章  宣戦布告・・・
  


「確かに。あの男の野心は、深い。しかし関わりを持たないことも大事だ。」


 息子の考えが少しは、理解できた。あの男が犯人でないと思ったのもあの野心故だった。
 野心のある者がその野心成就に必要な者の命を奪うなど割に合わないのだ。


「椥。」


「しつこいですよ。」


「アレには、構うな。」


「〝判りました〟・・・と、返事すれば帰ってくれますか?」


 父親がネチネチとしつこく同じことを言うので些<イササ>かウンザリであった。


「ああ。そう言って欲しい。」


「判りました。
 関わらないように気を付けましょう。」


 これでもかなり譲歩したつもりだ。


「くれぐれも頼むぞ。」


「判りました。」


 嫌々の返事でも相手は、納得したのだろう執務室を出て行ってくれた。
 しかし内心では、なにひとつ納得などしていない。


  
/390ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ