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わたしはショートケーキが嫌い
第6章 関与している(疑惑)




朝のニュースで報道されていたのは、クラスメイトの両親が惨殺されたと言う耳を疑うものだった。
俺は歯ブラシを口から出し入れしている手を止めてそのニュースを食い入るように観ていた。

「え、これってあんたの学校の子の両親じゃない!?」

朝飯を食っていた姉ちゃんがキンキン声をあげながら俺にそう聞いてきた。
噂好きの姉ちゃんには堪らない話のネタだ。

絶対にTwitterに書き込むぞこいつ。

「うるせぇなブス」

「ちょっ、え!?マジか!?嘘でしょヤバっ!」

「騒ぐなゴリラ殴るぞ!」

無駄に興奮してる姉ちゃんにぶちギレてそう怒鳴ったけど、聞いてなかった。
素早くスマホを手に取り何やら物凄い早さでフリックしている姉ちゃん。

あいつ早速Twitterに書き込んでるな。

「おい、お前なにしてんの?」

口に歯磨き粉の泡が入ってるからゴニョゴニョしか話せないのがもどかしい。
姉ちゃんは画面から目を離すことなく『Twitter』と答えた。

こいつ‥‥‥。
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