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わたしはショートケーキが嫌い
第6章 関与している(疑惑)



「なにその目」

馬鹿姉ちゃんを睨みながら見てたら唇を尖らせてそう言ってきた。
可愛くねーくせに気持ち悪く唇尖らせやがって。

俺は何も言わず洗面所に行き、口を濯いだ。

「きょうへーい!この子あんたと同じクラスだったりする!?」

リビングからわざわざ大声を出してそんな聞いても仕方ない事を聞いてきた姉ちゃんに、俺は舌打ちをした。

不謹慎なやつ。

濡れた口をタオルで拭いてリビングに戻ると、お袋も姉ちゃんと一緒になって騒いでいた。

姉ちゃんの噂好きはお袋譲りだな。

「この子恭平のクラスメイトなの!?」

お袋が目を真ん丸にして聞いてくる。

「一緒の学校ってのは間違いないわよね!?」

お袋に続き姉ちゃんが騒ぐ。

俺はうんざりしながらテレビにもう一度視線を向けた。

テレビ画面には長谷部の顔が大きく映しだされていた。
少し口角を上げて微笑んでいる優しい顔の長谷部。

「ちょっと待って、お母さんこの子見たわ!恭平が問題起こして学校に呼び出された時に偶然見たのよ!すごく綺麗な子だったわぁ。髪は長くてサラサラで少女漫画から出てきたみたいな子よね?」

興奮しながら長谷部を美人だったと絶賛するお袋の隣で姉ちゃんが『マジで!?そんな美人なの!?』と同じく興奮している。

あー、不謹慎なやつが増えて煩わしい。

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