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【寵姫】籠の中の牝獣たち
第2章 第一章 歪み

少しの間逡巡していたが、やがてキッと智恵子の顔を見た。
「そんな恥ずかしい言葉、言えません」
そう言いながら、彼女はワンピースの腰の辺りを摘まんだ。中性貴族がスカートを持ち上げるように、ゆっくりと布地を持ち上げていく。
太股がどんどん露になっていき、遂にもっとも太い部分を越えて、美脚の付け根まで捲り上げた。女性の最も秘すべき処は他の体よりも一層白く、リビングの光を受けてまるで白磁のように輝く。さすがに大っぴらに見せびらかすようなことはせず、閉じ会わせた太股と、滑らかな白い下腹部が魅惑のY字ラインを作る。
Yの上の部分、即ち太股のすぐ上だが、多くの女性にあるものが無かった。本当なら黒い繊毛が性的な魅力を高めるゾーンには、毛が全く見られない。無毛に処理され、そこだけ幼児のようだった。
「智恵子さん、いつものチェックやって」
頬に朱を浮かべながら、彼女は“おねだり”した。色気のない、まるで耳かきを要求するような物言いだったが、智恵子は気にしなかった。
否、むしろこれでよかった。彼女は、これから行うことが“普通”のことであると認識しているのだから。智恵子は彼女の肩に手をやると、もう片方の手で寝室へのドアを開けた。
「かしこまりました、鏡花お嬢様」
「そんな恥ずかしい言葉、言えません」
そう言いながら、彼女はワンピースの腰の辺りを摘まんだ。中性貴族がスカートを持ち上げるように、ゆっくりと布地を持ち上げていく。
太股がどんどん露になっていき、遂にもっとも太い部分を越えて、美脚の付け根まで捲り上げた。女性の最も秘すべき処は他の体よりも一層白く、リビングの光を受けてまるで白磁のように輝く。さすがに大っぴらに見せびらかすようなことはせず、閉じ会わせた太股と、滑らかな白い下腹部が魅惑のY字ラインを作る。
Yの上の部分、即ち太股のすぐ上だが、多くの女性にあるものが無かった。本当なら黒い繊毛が性的な魅力を高めるゾーンには、毛が全く見られない。無毛に処理され、そこだけ幼児のようだった。
「智恵子さん、いつものチェックやって」
頬に朱を浮かべながら、彼女は“おねだり”した。色気のない、まるで耳かきを要求するような物言いだったが、智恵子は気にしなかった。
否、むしろこれでよかった。彼女は、これから行うことが“普通”のことであると認識しているのだから。智恵子は彼女の肩に手をやると、もう片方の手で寝室へのドアを開けた。
「かしこまりました、鏡花お嬢様」

