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【寵姫】籠の中の牝獣たち
第2章 第一章 歪み
相手に対して自身の最も隠すべき秘裂を差し出すような、恥ずかしすぎる体勢。まんぐり返しの姿勢をとっている上、腰の下に枕を差し込まれているせいで前の割れ目は真上を向き、天井へ突き上げられている。

太股の間、鼠径部の間には、他の部分より赤みの強い肉花がふっくらと広がっている。肉厚の大陰唇が左右に咲き広がっている一方で、中心の合わせ目からはささやかな小陰唇が貝のような姿をのぞかせる。

自分の手で最も弱い部分をさらけ出し、媚びるように相手に性器を差し出す。年頃の、19歳の女子なら泣きたくなるほど恥ずかしく、情けない格好。

だが、情けなさすぎるポーズを取る本人は、当たり前のような表情をしていた。

「それでは、失礼いたします」

智恵子は女性器を丸出しにする主ににじり寄り、大陰唇に親指をかけて軽く割り開いた。

「んんっ……」

肉貝の厚肉を左右に押しやることで、中心に隠れていた小さな穴が照明に晒された。淡い光を反射して濡れ光る粘膜の中で、肉穴は持ち主の呼吸に合わせてひくひくと動く。

粘膜と空気が接する部分には、薄い肉膜がまるで外からの異物を阻むように穴を塞いでいるのが見えた。純潔と未熟を言外に示す部位。

処女膜である。
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