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【寵姫】籠の中の牝獣たち
第2章 第一章 歪み

やがて手が止まり、ゆっくりと引っ張り出された。
「やはり、いきなり大きいものは無粋ですよね」
手には水色のローターが握られていた。電池を内蔵した小さな卵のような淫具は、胴の辺りを捻ってやると低い唸りを上げて振動を始めた。
ローターを持つ指がくすぐったくなるような揺れを感じながら、智恵子はローターに綿のガーゼを巻いた。
これは無論、鏡花への配慮によるものではなく、より彼女を啼かせるための工夫だった。
「ふっ……ぅうんっ」
クリトリスにローターが当てられると、吐息が混じったあえぎ声が漏れ、腹部がびくん、と震えた。布越しの刺激は威力を弱められた分、より広く揺らすようになったようだ。クリトリスが根本から揺さぶられるのと共に、ソフトな振動が淫核を通じて下腹部全体へと広がっていく。
「あっ……あ、あああん……」
鏡花の腰全体がとろけてしまいそうな刺激に煮詰められる。シーツを握りしめていた両手はいつの間にかだらりと体の横に置かれ、表情は普段の明るく凛としたものからは想像もできないほど惚けていた。
「お嬢様、気付いていますか」
「……えっ」
「先程から、お嬢様のお尻が刺激を求めて、とても恥ずかしい動きをしていますよ」
指摘されると確かに、鏡花の腰は自らをローターに押し付けるようにクイクイと振られていた。
「やはり、いきなり大きいものは無粋ですよね」
手には水色のローターが握られていた。電池を内蔵した小さな卵のような淫具は、胴の辺りを捻ってやると低い唸りを上げて振動を始めた。
ローターを持つ指がくすぐったくなるような揺れを感じながら、智恵子はローターに綿のガーゼを巻いた。
これは無論、鏡花への配慮によるものではなく、より彼女を啼かせるための工夫だった。
「ふっ……ぅうんっ」
クリトリスにローターが当てられると、吐息が混じったあえぎ声が漏れ、腹部がびくん、と震えた。布越しの刺激は威力を弱められた分、より広く揺らすようになったようだ。クリトリスが根本から揺さぶられるのと共に、ソフトな振動が淫核を通じて下腹部全体へと広がっていく。
「あっ……あ、あああん……」
鏡花の腰全体がとろけてしまいそうな刺激に煮詰められる。シーツを握りしめていた両手はいつの間にかだらりと体の横に置かれ、表情は普段の明るく凛としたものからは想像もできないほど惚けていた。
「お嬢様、気付いていますか」
「……えっ」
「先程から、お嬢様のお尻が刺激を求めて、とても恥ずかしい動きをしていますよ」
指摘されると確かに、鏡花の腰は自らをローターに押し付けるようにクイクイと振られていた。

