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【寵姫】籠の中の牝獣たち
第2章 第一章 歪み
指摘された方は智恵子にキッと視線を送った。だが、頬を赤くし、涙に潤んだ瞳で睨み付けられても智恵子は平然としたままローターの振動を一段階強めた。

「んんっ……もう!」

鏡花は枕を掴んで、緩んだ顔を智恵子から隠した。それでも、彼女の腰は止まることなく卵形の玩具に擦り寄った。

智恵子は非常に素直な鏡花の要求に応え、女性器の周りにローターを這わせていく。直接でない分角が取れた刺激が、大陰唇から鏡花の下半身を揺らす。

淫具の当たる場所が変わる度に、顔を隠した枕の下からくぐもった悲鳴が聞こえた。

「気持ちいいですか?」

「……っ……」

「無視ですか。でも、お嬢様は素直な方ですから」

「…んっ……」

「聞こえるでしょう?入り口を擦っただけで、こんなにはっきりと音がします」

「あっ……ああっ、」

「枕越しでもお気付きでしょう?汗と、ここから出る臭いが入り混じって、頭がクラクラしそうです」

「ああんっ、ああっ、あっ……!」

「お尻の下まで愛液が垂れてます。声をあげる度にここから出続けているんですよ」

「ああんっ、いくっ、イっく……!」

「もう、分かっているでしょう?腰が浮いていますよ。あまり激しく動かされると、お汁が飛んでしまいます」

「ああっ、イク、イクぅっ……!!」
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