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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第21章 美術の授業~デッサン~ 【胡桃編】
 鈴木は表情一つ変えずに、淡々と説明を続けた。

「なので、そんな予算はないということだ。となると、必然的に、1年生の着衣モデルのときのように、クラス内に一人だけいる女子にお願いするしか道がないということになる。このクラスだと、瀬戸川だな。よろしく頼む」

 歓声をあげる一部の男子たちが、早くも好奇の視線を向ける中、胡桃はすくっと立ち上がって言った。

 毅然とした態度で。

「できません。まず、人前で裸になりたくありませんし、そもそも私にはモデルの経験もありません」

「経験はなくても大丈夫だ。そんなに難しいポーズをお願いするわけではないし、休憩も出来る限り頻繁に取っていきたいと思う。あと、これは授業とはいえ、芸術の一環なんだから、いやらしい意図があって行うことではない。だから、裸になっても、何ら恥ずかしくないことなんだ。この授業の目的の一つとして、『裸がいやらしいものではなく、美しいものだということへ、認識を改めてもらおう』ということも含まれている。最初、慣れないうちは、モデルも描き手も緊張するかもしれないが、慣れてゆけばそんなこともなくなり、『美しく描いてもらいたい』『良い作品を作りたい』という熱い想いが湧いてくるはずだ」

「でも、学校で学生が脱ぐなんて、あり得ないことですよ」

「うむ、なかなかないことだということは認める。だけれども、この学校の学費自体が、なかなかあり得ないものだということは、瀬戸川も知っていると思う。こういう不便に目を瞑ってもらうからこそ、あんな低額な学費で、女子には来てもらっているわけだ。理解してもらえないだろうか?」




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