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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第21章 美術の授業~デッサン~ 【胡桃編】
 冷静な態度で、胡桃を説得しようとする鈴木。

 一方の胡桃は、段々と憤りの色を隠せなくなりながら言葉をぶつけた。

「あの身体計測の時といい、どうして私ばっかり……!」

「だから、学費面での優遇措置が大きな理由だと言っているじゃないか。男子たちは、瀬戸川の10倍以上もの学費を払って通っているわけだから。そして、瀬戸川も入学時に、『多少の不便は我慢します』と書かれた書類に同意し、サインしただろ」

「これは『多少の不便』ではありません!」

「そうか。無論、どうしても嫌だというのなら、無理強いはしない。ただし、身体計測時にも話はあったと思うが、補講や呼び出しを食らったり、その他何らかの処罰が下される可能性があるから、その点は了解しておくように」

「また、そうやって脅して!」

「人聞きが悪いな。別に脅しているわけじゃないぞ。カリキュラムや指導要綱にしっかりと記載されてあるんだから、私はそれに従って行動する必要があるんだ。瀬戸川がどうしても嫌ならば、拒絶してもらっても、私としては何ら問題はない」

 胡桃は言い返すことができなくなり、黙り込んだ。

 一部の男子たちは、胡桃が「引き受ける」とはまだ一言も言っていないにも関わらず、早くも胡桃の裸を想像しているようで、モゾモゾしたり、胡桃の全身に視線を這わせたりしている。




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