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第21章 美術の授業～デッサン～　【胡桃編】

　男子たちは口々に「了解！」「分かりました」と声をあげる。

　皆一様に、声は明るい。

　手で触れることはできないにしても、再び胡桃の美しい裸身を拝むチャンスが到来したからだろう。

　鈴木は両手を一度打ち合わせて、パンと音を立ててから言った。

「では、早速準備を始めよう。知っての通り、この学校には女子更衣室がないので、この教室で服を脱いでもらうことになる。さぁ、迅速にお願いしたい」

　胡桃はがっくりとうなだれて、「はい」と小さく言った。

　内心「今回は触られることもなく、単に裸を見せるだけだから、我慢できる」と自分に何度も言い聞かせながら、胡桃は立ち上がる。

　そして、「こっちへ来てくれ」と言う鈴木の後を追って、教室後方へと歩いていった。