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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第22章 美術の授業~脱衣~ 【胡桃編】
 教室後ろの隅にて、プラスチック製のカゴを、無造作に床に置きながら鈴木が言った。

「ここに脱いだ服を入れればいい。準備が出来たら、前へ来てくれ。モデル台をセットしておくから」

 早くも頬を若干染めながら、胡桃は「はい」と言って頷いた。

 本人は普段通りのつもりだが、その声はかなり小さい。

 鈴木は、その場に胡桃を残し、準備のために教室前方へ歩いて戻っていった。



 鈴木がモデル台のセッティングなどをしている間に、さっさと脱いでしまおうとする胡桃。

 当然ながら、男子たちの突き刺さるような視線を浴びながら。

 クラスの中には、矢上のように、なるたけ胡桃の方を見ないようにしている男子もいるにはいるが少数派に過ぎず、ほとんどの男子たちは遠慮のない視線を胡桃に浴びせていた。

 堂々と凝視してくる男子の視線はもちろんのこと、大っぴらではないもののさりげなくチラチラ見てくる男子の視線も、胡桃にはかなり気になっていた。

 しかし胡桃は、「見られても減るもんじゃないし、どうぞご勝手に」と心の中で言いながら、靴と靴下から脱ぎ始める。



 それから、制服の上着に手をかけた胡桃。

 胡桃本人は平静を装ってはいるが、制服を脱ごうとするその手はかすかに震えている。




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