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第26章 美術の授業～後背位に似たポーズ～　【胡桃編】

　指示された通り、四つんばいの体勢をとる胡桃。

　男子たちには身体の左側面が見られるだけであり、秘所が全く見られなくなったのだが、胡桃の恥ずかしさはおさまらない。

　なぜなら、今度は逆に、背後に立つ矢上から、お尻をしっかり見られてしまっていることに気づいていたからというのが一つの理由だ。

　そしてもう一つの理由はというと、この四つんばいの、「女豹のポーズ」にも似た体勢を全裸でとっているので、後背位での性交を思い浮かべたからだった。

　まさか、ここでその後背位での性交が行われるとは、微塵も思っていなかったが。

　しかし、先ほどの鈴木の説明にて、「保健の授業」という言葉が出たときに、ふと頭によぎったことが今も甦り、嫌な予感がする胡桃。