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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第32章 修学旅行~胡桃の部屋で~ 【胡桃編】
 胡桃が「はい」と声をかけると、ドアが開き、三人の男性教師がぞろぞろと入ってきた。

 先頭にいるのが、体育教師で生活指導も担当している杉浦で、その後ろに国語教師の斉藤と、B組担任の徳井が続く。

 目を丸くして驚く胡桃と矢上に、杉浦が開口一番に言った。

「瀬戸川、どういうつもりだ?! 私のところに報告があったから、『まさか』と思って来てみたら……本当にこうして、夜の部屋に男子を連れ込んでいるとは!」

 面食らった胡桃だったが、咄嗟に言い返す。

「連れ込むとか、そういう言い方はしないでください! 矢上君と一緒におしゃべりをしていただけです!」

「これのどこが『連れ込んでない』と言い切れるんだ! もう9時を回ってるんだぞ! こんな時間に、恋人でもない男を連れ込んで行為に及ぶとは……明らかに『不純異性交遊』だ! 処罰は後日検討するから、覚悟するといい!」

 こう言われてしまうと、立場上の問題から、胡桃の勢いは大きくそがれてしまう。

 胡桃としては、「まずそもそも、何もやましい行為を私たちはしてないから!」など、言いたいことは数多くあり、「どこから反論していこうか」と少し考えた。




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