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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第39章 プールの授業~美緒の異変~ 【美緒編】
 すると、杉浦が花裂に視線を突き刺したまま、依然として真面目な表情で言う。

「一刻を争うから、みんなよく聞いてくれ! まず、三人ほど、タオルを取りに行ってくれ! どんなタオルでもいいが、できるだけたくさんな。それから、別の三人は、ペットボトル入りの冷たいスポーツドリンクを購買部か自販機で幾つか買ってきてくれ! 費用は後で私が必ず返すから、立て替えておいてくれると助かる。残りの全員は今から、上岡の首まわり、わきの下、脚の付け根の三ヶ所へ、プールの水をかけ続けるんだ。この三ヶ所を冷やすことが大いに重要だ! 冷たいペットボトルが到着したら用意したタオルを巻いて、まず上岡に中身のスポーツドリンクを飲ませ、残りのペットボトルはさっきの三ヶ所を冷やすのに使うといい。上岡が自分で飲めないようなら、無理に飲まさないこと。それじゃ、私は救急に連絡してくるから、頼んだぞ!」

 早口に言い切ると、杉浦は駆け足でプール出口へと向かう。



 男子たちがおろおろした様子を見せる中、冷静な学級委員の谷村がすぐに立ち上がって、タオルやペットボトルを持ってくる男子を指名した。

 指名された男子たちは、与えられた任務を迅速にこなそうと、即座にプール出口へと走り出す。

 その他の面々は、杉浦の指示通り、プールの水を手ですくってきて、美緒の身体の三ヶ所を中心にかけ始めた。




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