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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第15章 保健の授業~性教育~ 【碧里編】
 無言になった碧里に向かって、杉浦が助け舟を出すかのような口調で言う。

「それなら、春日井が相手を選べばいい。これなら文句はないだろ?」

「そ、そういう問題じゃ……!」

「ん? だったら、やっぱり立候補を募るわけだな? 自分で選ばずに、ホントにいいんだな?」

「ち、ちがっ! す、するなら、もちろん選びますが、まだするって決めたわけじゃ……」

「じゃあ、拒絶ってわけか。春日井は割と、どの教科も優秀な成績だったのに、ここに来て赤点だなんて、実に惜しいなぁ……」

「う、うう……」

 またしても口をつぐむ碧里。

 助けを求めるように、碧里はきょろきょろと周りを見回す。

 しかし、男子たちのほとんどが、「自分がセックスの相手になりたい! 自分を選んでくれ!」と言わんばかりの目で、碧里を見つめている。

 そんな中、碧里の視線が、窓際に座っている柳瀬の姿にとまった。

 柳瀬はその瞬間は碧里の方を見ていなかったものの、すぐ直後に不安そうな一瞥を碧里に投げかけたことで、ばっちり二人の目が合うことに。




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