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第16章 保健の授業～脱衣と準備～　【碧里編】

　碧里と柳瀬が脱ぎ終わったのを見て、杉浦がようやく口を開く。

「二人とも脱ぎ終わったな。じゃあ、これからコンドームのつけ方を教えるから、二人ともいったん座ってくれ。柳瀬は特に注意して聞いておくように。説明が終わったら、すぐに自分で装着してもらうからな」

　許可が出たので、碧里は大急ぎで着席する。

　着席した方が、身体を見られにくくなるので、碧里にとってはありがたかった。

　柳瀬も静かに着席し、前を向く。



　二人が裸で着席したのを確認してから、杉浦は真面目くさった態度で、コンドームのつけ方について板書も交えて説明を始めた。