この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いとかなし
第11章 きみにこい いたもすべな
黒縁眼鏡の奥の瞳は大人びて見える。
「黒柳って何歳?」
「24です」
「このプロジェクトが上手くいったら、宮野も誘って四人で飲みに行くか」
「是非!」
資料を並べ終わる前に綾時は掛かってきた電話をしに会議室を出て行った。
「黒柳さんは…「賢都です、黒柳 賢都、鴻上 糸さんですよね、糸さんって呼ばれるのイヤですか?」
「イヤじゃないけど…」
「じゃあ俺のことも賢都で、で、なんでしたっけ?」
畳み掛ける賢都に呆気にとられつつ言葉を繋ぐ。
「大学が向こうなのかなって…」
「そうです、地元はこっちなんで今は実家です」
「そうなんだ」
「あ、連絡先聞いてもいいですか?みんなでご飯楽しみにしてます、絶対成功させないとな」
意気込む賢都に微笑んでスマホを取り出し、連絡先を交換した。
「黒柳って何歳?」
「24です」
「このプロジェクトが上手くいったら、宮野も誘って四人で飲みに行くか」
「是非!」
資料を並べ終わる前に綾時は掛かってきた電話をしに会議室を出て行った。
「黒柳さんは…「賢都です、黒柳 賢都、鴻上 糸さんですよね、糸さんって呼ばれるのイヤですか?」
「イヤじゃないけど…」
「じゃあ俺のことも賢都で、で、なんでしたっけ?」
畳み掛ける賢都に呆気にとられつつ言葉を繋ぐ。
「大学が向こうなのかなって…」
「そうです、地元はこっちなんで今は実家です」
「そうなんだ」
「あ、連絡先聞いてもいいですか?みんなでご飯楽しみにしてます、絶対成功させないとな」
意気込む賢都に微笑んでスマホを取り出し、連絡先を交換した。