この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いとかなし
第13章 こいすちょう わがなはまだき たちにけり
練習終わりの打ち上げをパスして、車に乗った。

停車したいつもの信号を急遽左折する。

「ちゃんと優しくしないとな…」

一軒の店の前で停まると、ハンドルに両手を掛け、額を当てるとぽつりと零した。


✳︎✳︎✳︎


スマホのレシピを忠実に作ったビーフストロガノフが鍋でぐつぐつ待っている。

ゆで卵のサラダをテーブルに並べて、糸は何度も時計を確認した。

車の停まる音に急いで玄関へ向かった。

「ただい…「おかえりなさい」

出迎えた糸と、その胸に抱かれたよるが鳴く。

糸の満面の笑顔に啓司はホッとした。

「ただいま」

「先にお風呂にする?それともご飯にする?それともー…私にする?」

脱いでいた靴がつま先に引っ掛かって躓きそうになる。

/232ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ