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いとかなし
第13章 こいすちょう わがなはまだき たちにけり
啓司は美味しいと二杯もお代わりをした。
食後に啓司の持って帰った箱を開けると、見るも無残なフルーツいっぱいのケーキが出てきた。
「あーあ…」
「でも美味しそう!」
「うん、ここのはどれもハズレないからね」
お皿もフォークを出しケーキを頬張りながら、糸は今日の賢都との偶然の話しをした。
「言われても全然思い出せなくて!啓司さんは中学の時の事覚えてますか?」
「…え、あー…ずっと野球だったからなぁ」
「女の子にキャーキャー言われたんじゃないですか?」
「坊主頭だったし…っない」
「今の間はあるでしょ?!バレンタインは最高何個貰った?」
「ふつー」
「何個って聞いたの!」
「中三の時に20個とか…」
聞いておいて予想以上の数に糸はむくれた。
食後に啓司の持って帰った箱を開けると、見るも無残なフルーツいっぱいのケーキが出てきた。
「あーあ…」
「でも美味しそう!」
「うん、ここのはどれもハズレないからね」
お皿もフォークを出しケーキを頬張りながら、糸は今日の賢都との偶然の話しをした。
「言われても全然思い出せなくて!啓司さんは中学の時の事覚えてますか?」
「…え、あー…ずっと野球だったからなぁ」
「女の子にキャーキャー言われたんじゃないですか?」
「坊主頭だったし…っない」
「今の間はあるでしょ?!バレンタインは最高何個貰った?」
「ふつー」
「何個って聞いたの!」
「中三の時に20個とか…」
聞いておいて予想以上の数に糸はむくれた。