この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いとかなし
第14章 おもいねに わがこころから
シネコンが併設されたショッピングモールであれこれと見て歩く。
可愛いパスタ皿を見つけてお揃いで購入したり、秋物の服を覗いたりと短いながらも一時のデートを満喫した。
帰り間際に出入り口の側で立ち止まる。
「ジェラートだって!食べたい」
ショーケースを覗き込み、糸はベリー系を、啓司はピスタチオを頼んだ。
「そう言えば初めて会った日もこうやってアイス食べたよね」
啓司に言われて、ボトル型のアイスを分け合ったことを思い出す。
あの頃はまだ啓司と恋人同士になれるだなんて思っていなかった。
「まだ時間あるしドライブしようか」
まだほんのりと夕焼けが残り空に星が輝き始め、街の灯りが鮮やかに煌めきだした。
可愛いパスタ皿を見つけてお揃いで購入したり、秋物の服を覗いたりと短いながらも一時のデートを満喫した。
帰り間際に出入り口の側で立ち止まる。
「ジェラートだって!食べたい」
ショーケースを覗き込み、糸はベリー系を、啓司はピスタチオを頼んだ。
「そう言えば初めて会った日もこうやってアイス食べたよね」
啓司に言われて、ボトル型のアイスを分け合ったことを思い出す。
あの頃はまだ啓司と恋人同士になれるだなんて思っていなかった。
「まだ時間あるしドライブしようか」
まだほんのりと夕焼けが残り空に星が輝き始め、街の灯りが鮮やかに煌めきだした。