この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いとかなし
第15章 ゆうづきし おおいなせそくも
ふゆは遺骨となって帰ってきた。
歴代の犬猫たちが写った写真立てが置いてある場所に並べられた。
ふゆが居なくなって、もっと喪失感に苛まれるかと思っていたけれど、思ったよりその死を受け入れることが出来ていた。
それはきっとちゃんとふゆの最期に立ち会えたから。
「間に合って良かった」
「取り乱しちゃって…黒柳くんが対処してくれたお陰です、ありがとう」
糸はお礼にとランチを奢った。
「今夜を楽しみにしてたけど、凄い嬉しい」
プレゼンが通ったお祝いが今夜あるのに、ランチを誘った。
仕事は仕事、プライベートはそれでちゃんと分けたかったのだ。
ボリュームたっぷりのカツレツパスタを食べる賢都は、見ていて清々しいたべっぷりだった。
歴代の犬猫たちが写った写真立てが置いてある場所に並べられた。
ふゆが居なくなって、もっと喪失感に苛まれるかと思っていたけれど、思ったよりその死を受け入れることが出来ていた。
それはきっとちゃんとふゆの最期に立ち会えたから。
「間に合って良かった」
「取り乱しちゃって…黒柳くんが対処してくれたお陰です、ありがとう」
糸はお礼にとランチを奢った。
「今夜を楽しみにしてたけど、凄い嬉しい」
プレゼンが通ったお祝いが今夜あるのに、ランチを誘った。
仕事は仕事、プライベートはそれでちゃんと分けたかったのだ。
ボリュームたっぷりのカツレツパスタを食べる賢都は、見ていて清々しいたべっぷりだった。