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いとかなし
第15章 ゆうづきし おおいなせそくも
糸はもう一度確認の意味を込めて啓司にメールをした。
『遅くなる様なら迎えに行くから』
「相変わらず愛されてますなぁ」
手元を遠慮もなく覗き込んで来た千津子に、案の定からかわれる。
「二人の間に入る隙なんてないね」
「え?」
「こっちの話!あ、きた来た!」
綾時と賢都が並んで歩いてくる。
「こいつさ、打ち上げに混ぜて下さい〜って絡まれてやんの!」
「しょうがないでしょう、色々持ち出されて全くの無関係って言えない状況作られたんですよ?助けて下さいよ」
「はっきり断らないお前が悪い!おもしれ〜」
「角が立つでしょうが!!」
綾時と賢都の掛け合いに大笑いしながら店に向かう。
綾時が予約した店は落ち着いた掘りごたつのある和風の個室だった。
『遅くなる様なら迎えに行くから』
「相変わらず愛されてますなぁ」
手元を遠慮もなく覗き込んで来た千津子に、案の定からかわれる。
「二人の間に入る隙なんてないね」
「え?」
「こっちの話!あ、きた来た!」
綾時と賢都が並んで歩いてくる。
「こいつさ、打ち上げに混ぜて下さい〜って絡まれてやんの!」
「しょうがないでしょう、色々持ち出されて全くの無関係って言えない状況作られたんですよ?助けて下さいよ」
「はっきり断らないお前が悪い!おもしれ〜」
「角が立つでしょうが!!」
綾時と賢都の掛け合いに大笑いしながら店に向かう。
綾時が予約した店は落ち着いた掘りごたつのある和風の個室だった。