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いとかなし
第16章 あをまつと きみがぬれけん
啓司が好きだ。
その気持ちに一点の曇りもないのに、今目の前にいる賢都の真剣な瞳に言葉が出ない。
「私は…」
「あなたにまた逢えたのは、奇跡で、運命だと俺は信じてる」
作為的な啓司との出会いは運命だろうか?
「俺は…あなただけを見ています、他の誰も目に入らない、俺にあなたを想い続けても良いと…許して欲しい」
「許すなんて…」
「じゃあ諦めない」
強めた語尾に糸は呼吸の仕方を忘れてしまう。
「私…啓司さんが…ッンン!」
それ以上を紡がないように、賢都は糸の腰に手を回し引き寄せると唇を塞いだ。
「…ふっ…ンッ…」
がっちりと腰を捕まれて身動きの取れない糸をそのまま壁に押し付けた。
その気持ちに一点の曇りもないのに、今目の前にいる賢都の真剣な瞳に言葉が出ない。
「私は…」
「あなたにまた逢えたのは、奇跡で、運命だと俺は信じてる」
作為的な啓司との出会いは運命だろうか?
「俺は…あなただけを見ています、他の誰も目に入らない、俺にあなたを想い続けても良いと…許して欲しい」
「許すなんて…」
「じゃあ諦めない」
強めた語尾に糸は呼吸の仕方を忘れてしまう。
「私…啓司さんが…ッンン!」
それ以上を紡がないように、賢都は糸の腰に手を回し引き寄せると唇を塞いだ。
「…ふっ…ンッ…」
がっちりと腰を捕まれて身動きの取れない糸をそのまま壁に押し付けた。