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いとかなし
第17章 まよいそめし ちぎりおもうが
啓司のベットで啓司の匂いに包まれて、啓司の温もりを背中に感じて、ぐっすりと眠った自分はなんて恥知らずなのだろう。

目が醒めるとベッドの主は居なくて、下に下りればブランチがいつも通り用意されていた。

美味しいと思う。

啓司はどんな気持ちでこれを作って、どんな顔で出掛けて行ったのだろう。

俺のものだと言った。

距離を置こうとも言った。

ここ以外に行くところがない。

いっそ実家に戻ろうか…でも、今ここを出たらもう終わりな気がした。

どうしたいのかわからない。


✳︎✳︎✳︎


毎日は淡々と過ぎていく。

食事もお弁当も毎日そこにあった。

啓司の姿は家の何処かにあるけれど、決して話しかけれる雰囲気ではなく、何をどう話せばいいのかわからないまま時間だけが過ぎていく。
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