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いとかなし
第4章 しのぶれど 色に出にけり
諸先輩方は糸のその様子に惚気だなんだと言い掛かりを付けて、やけ酒を追加していた。

「甘利さん、よくこの会に送り出したわね」

千津子が皮肉を込めて告げると、昨日から出張で不在らしく腑に落ちた。

トイレから戻った糸は手早く帰る用意をし始めた。

「何何?もう帰るのー?」

「雨!雨降って来たらしくて!」

呆気にとられるメンバーに頭を下げて、洗濯物を取り込むべく店を後にした。

まだ降り始めのぽつぽつとした雨垂れの中を駅から走る。

既に空いていた門戸に啓司が帰ってきているのかと、庭に回った。

縁側のガラス戸が開いていて、そこに洗濯物が放り込まれていた。

そして、洗濯物の山の向こうに倒れこむ足が見えた。




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