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いとかなし
第4章 しのぶれど 色に出にけり
眞紘の事をよく知っている深い仲という事だけはわかった。
「眞紘さんのこと…すきなんですね」
「好き?!」
何に反応したのか、啓司は目を丸くする。
「糸ちゃん?眞紘の事は人間としては尊敬するけど、同性としては無理でしょ、俺女の子が好きだし」
「同性…?え?!眞紘さんやっぱり男の子なんですか?!」
「やっぱりって、女だと思ってたの?」
「だって…キレイだし…自然だったから…」
「…眞紘の事、好きになる?」
からかってるのかと思って啓司を見れば、その目は真剣そのものだった。
「そ、そんなわけないじゃないですか…大体私なんて眞紘さんの隣に並べませんよ」
「どうして?糸ちゃんは可愛いよ?」
返答に困る事をさらっと言ってのける啓司にどう太刀打ちすればいいのか。
「眞紘さんのこと…すきなんですね」
「好き?!」
何に反応したのか、啓司は目を丸くする。
「糸ちゃん?眞紘の事は人間としては尊敬するけど、同性としては無理でしょ、俺女の子が好きだし」
「同性…?え?!眞紘さんやっぱり男の子なんですか?!」
「やっぱりって、女だと思ってたの?」
「だって…キレイだし…自然だったから…」
「…眞紘の事、好きになる?」
からかってるのかと思って啓司を見れば、その目は真剣そのものだった。
「そ、そんなわけないじゃないですか…大体私なんて眞紘さんの隣に並べませんよ」
「どうして?糸ちゃんは可愛いよ?」
返答に困る事をさらっと言ってのける啓司にどう太刀打ちすればいいのか。