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いとかなし
第8章 いろならば いづれかいかに
大浴場も、それは豪奢な造りで内湯と外湯があり、圧巻の露天が広がっていた。

この感動を啓司と分かち合えないのは残念だけれど、きっと男湯も趣の違う豪奢な造りであるだろう予想がつく。

お風呂から上がると色取り取りの浴衣から選んだ、淡い色合いの浴衣に着替えた。

ロビーでは啓司が渋い藍色の浴衣姿で待っていた。

少し短い丈に糸が頬を緩める。

「可愛い」

上気した頬の朱色が濃くなる。

部屋に戻ると啓司はテラスに出て、籐で編んだ長椅子に座り風に当たる。

「おいで」

手招きされて、啓司の脇に腰を下ろす。

「一緒に寝る?」

シングルベッドより狭い長椅子に並んで寝転ぶ。

啓司の手が、湿った髪を撫でた。

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