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kiss
第10章 hand
 明日のバスケの約束をして、洋介は帰っていった。
 鍵を閉めてから少し酔いを取り除くように美浦は冷たい壁にもたれかかる。
 日本酒六合は少し飛ばしすぎたかな。
 しかも甘いものには合わないし。
 胃に溜まった異物が込み上げてきそうなのを我慢する。
 だって、消化して一部にしたいんだ。
 初めてハヤが僕に作ってくれたんだから。
「直彦~、お風呂入ろ」
 ボールを抱いたまま隼が小さな脚で駆けてくる。
 裸足。
 幼い爪。
 生傷の絶えない膝に、白い腿。
 隼はいつも短パンだ。
「ん。入ろっか」
 だが立とうとして、ふらついた。
 結構下戸なんだよね、僕。
 支えた隼に覆い被さるような体勢。
「なお……」
 顔を上げた隼に美浦は唇を重ねた。
 不意討ちに反応できず、隼はただ眼を瞑って顎を突き出した。
 ぎこちない舌を絡めとり、小さな唇を食む。
 甘い。
 音を立てて角度を変えながら貪る。
 息を吸うのに必死な隼は、まだキスの快感を知らない。
 ただ頭がぼーっとして、熱くなる。
 美浦の頭に手を回し、身を委ねる。
 その小さな体を片手で持ち上げ、寝室に移動する。
 布団に横たわらされた隼が恥ずかしそうに脚を擦り合わせる。
「お風呂……まだ」
「関係ないよ」
 美浦は薄く笑んで隼の服を捲り上げた。
 熱っぽい指が肌を這う度にびくりと体を震わせる。
 その反応が可愛くて、擽るように腹部をなで回す。
「やっ……くすぐった」
 ひくん、と腰が跳ねる。
 手を下ろしていくと、ズボン越しに固くなったものが押し返してきた。
「……ハヤのここは半年前から変わらないね」
 下着ごとずらして、幼い性器を指で包む。
「んあっ」
 濡れた先端を擦り、ゆるゆると全体にも刺激を与える。
「ひゃ……っう、うう」
 シーツを握り締めてびくびくと。
 閉じようとした脚を片手で押さえて爪を立てる。
「んんっ」
 腰が浮き、さらついた液体が垂れる。
 はあはあと息をする隼を撫でて、耳のそばで囁く。
「いい子だね」
 カリ、と耳の軟骨を咬む。
「あっは」
 それから耳たぶをくわえて、舌を中に差し入れていく。
 外耳の壁に沿っていくように這わせて。
「あ、ぁあ、ぃんひゃッああっ、は……あ、は……んやっ」
 鼓膜の側で聞く水音はそれだけで脳を犯してしまうのだろう。
 涙をポロポロと流しながら、隼は何度も痙攣した。
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