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kiss
第12章 eye

 笑ってやがる。
 俺は涙目で兄ちゃんを睨み付けたが、痛みでじくじくする局部に意識が持ってかれる。
 中身がなくなったペットボトルを放って、俺の脚を開く。
「なにしてっ」
「うわ、痛そう。真っ赤だしコーラと混ざってぐろい」
 そう侮蔑するように吐き捨てながら、顔をそこに近づける。
 まさか……。
 ぴちゃ。
「うっあ」
 嘘だ。
 嘘だ嘘だ嘘だ。
 熱い舌が先端を這う。
 指が根本を包み、緩慢に扱く。
「にいっちゃ……や、め……」
 ちろちろとカリを舐める。
 裏すじをつーっと親指が撫でる。
「は……コーラでちょっと甘いな」
 俺は耐えきれずに兄ちゃんの髪を掴むが、力が入らずそのまま崩れる。
 はっはっと息をする口から唾液が溢れる。
「出せよ」
 必死に堪える抵抗を無にする命令。
 ぐちゅぐちゅと音を立てて手をスライドする。
 やば……
 痛みだった熱さが快感に変わる。
「う、あん……んっあああ」
 果てちまった。
 色んな感情を殺して快感が襲い来る。
 だらだらと情けなく流れる精液。
 顔に飛んだ白濁を手の甲で拭うと、また兄ちゃんはそこに顔を近づけた。
 びちゃり。
「ああっ」
 兄ちゃんが上目遣いで俺を見ながら一滴残さず舐め上げていく。
 ヤバイって……
 もう頭がおいつかない。
 理解なんて出来ない状況。
 また勃つ自身を指でつつかれる。
「フェラとかしたことねーけど、好かったみたいだな。お前ガチガチじゃん」
「っく」
 今度は自分で手を伸ばす。
 兄ちゃんは笑いながら身を引いた。
 一心に自慰に浸る俺を見物するように。
「はあっあっ」
 はやく。
 早く。
 出したい。
 でも、なんで。
 足りない。
 全然足りない。
 さっきまでのに比べたら……
「兄ちゃん……っ」
「ん。どした? 早くイケば」
 余裕の笑みで。
 無様な俺を見下ろして。
 わかっていて。
 くそ。
 道具が欲しい。
 でも、部屋だ。
 あそこまでなんて絶対に行けない。
 ポロポロと涙が落ちる。
 床に溜まった液体に。
 下半身がびちゃびちゃで気持ち悪い。
「兄ちゃん……もっ、かい」
「何を?」
「もっかい……触って」
「何をつってんだけど」
 かあっと熱が上ってくる。
 言わせたいんだ。
 唇が震える。
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