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kiss
第12章 eye
ぐぷ、と口をすぼめて離れ、それからゴクリと飲み下す。
粘ついた液体が、飲みづらい錠剤みたいに喉にへばりついてる感覚。
気づくと、頬が涙で汚れていた。
「げほ……兄ちゃん、これで触ってくれるよね?」
そう言って見上げた兄ちゃんの顔は、恐ろしく歪んだ笑みで、鋭い殺気にも似た迫力を放ち、家畜でも見るみたいに俺を見下していた。
「……ああ。いいよ」
なんとか抑えて吐き出した言葉。
そう聞こえた。
「オレの部屋に来れたらな」
無慈悲にそう囁いて兄ちゃんは階段へ向かった。
「あ……そんな」
「抜いてから来いよ。前かがみじゃ登れねえだろ」
その通りだ。
俺は苦しくて仕方ない下半身に項垂れて、ソコに手を伸ばした。
部屋に着いて、オレはまず箪笥の上段を引き出した。
入っていた玩具を無造作にベッドに投げる。
この日をずっと楽しみに眠らせておいた道具たちを。
どの太さまでならイケる?
ニップルピアスも付けてやろうか。
二つをワイヤーで繋いで引きずり回してもいい。
泣き叫ぶあいつを思い浮かべるだけで抜ける。
手錠かけてひたすらバイブでいたぶってもいい。
ガチャリ。
意外に早かった。
「にい、ちゃ……」
「ひでえ格好」
シャツだけで、太股をぐちゃぐちゃにして。
泣き腫らして真っ赤な顔は、今すぐ欲しいと艶めいて。
「とりあえず寝転がれ」
「え?」
きょとんとしながらも素直に横たわる。
なんでこんな従順なんだよ。
虐めたくなるだろ。
もっとひどく。
ベッドの上に括り付けた手錠を手早く装着させる。
「え。なにこれ」
「練習からな?」
そう言って脚を開かせると、慣らしてもいない孔に指三本分くらいの太さのバイブを突っ込んだ。
「あああっぐ」
背中が仰け反り、首に筋が浮く。
相当痛かったんだろう。
ぼろぼろ涙を零した。
「や、抜いて……っ、いだっ」
動かすにも筋肉が固まって抵抗する。
中が切れると暫く使えなくなるのが面倒だ。
「ちょっと力抜こうな」
マッサージバイブを出力全開にして萎えた棒に当てる。
「いぎぃっ、あ、く、うあっ、あ」
ガチャンガチャン、手錠を引き千切る勢いで暴れる。片脚を手で押さえてるので、どうしても刺激からは逃れられない。
先端から出た液を絡ませて、亀頭を責める。
「んああっ、ひ、ん、あ、あはッッ、いぐ」