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kiss
第4章 ★rouge
まだ温もりが残る湿った体。
「友美、どうしたの」
短い髪がフワッとシーツに広がっている。
それを指で梳く。
そして頬を撫でる。
ほら、こんなに近い。
もう寂しさなんてない。
「友美?」
涙が零れる前に唇を重ねた。
柔らかい感触の後に、濡れた舌がぶつかる。
「ふ……んんッ」
舞の鼻から漏れる声に体が熱くなる。
止まらなくなる。
腰を突き出し、体を摺り合わせる。
小さな舞の唇から唾液が伝い、シーツの色が変わった。
涙も混ざって。
息を求めて飲み込む音に興奮が高ぶる。
「はぁッッ、んむ」
逃げようとしても追いかけて貪る。
両手で包まれた舞の顔は怯えて強張っていた。
それが可愛くて激しくしたくなる。
執拗に舌を絡め、緩く噛む。
ビクンとするのが愛おしかった。
離れた時、舞は惚けて夢にいるようだった。
ハァハァと息遣いが響く。
休む暇も与えず、膝を強く押し当てると腰が揺れた。
下着の上からグリグリと膝を動かす。
「やだ……ッ、友美」
「なんで?」
舞が目を見張る。
その質問がありえないと訴えるように。
「舞はイヤなの?」
グチ。
「ふぁッッ」
右手を下げて、そこに差し入れる。
「やめて欲しいの?」
クチャクチャと指に絡まりつく。
舞の顔は真っ赤だ。
太ももを閉め、私を止めようとするが、余計に擦れるだけだった。
「好きだよ」
「んぅッ、ひあ」
「好き」
「やッ」
拘束もされてないのに、抵抗も出来ずに悶える舞。
あ、そっか。
私がやめると思ってるんだ。
だから……
ギュッと摘むと舞の背中が仰け反り浮いた。
顎を上げて。
「気持ちいい?」
多分、達したんだ。
舞はパクパクと口を開けながら、首を振る。
でも焦点が合っていない。
もっとというみたいに私の指を飲み込む。
「ねえ、気持ちいい?」
がりっと中を引っ掻く。
「ぅあんッ」
一際大きく叫んだ舞は、やっと私を睨んだ。
ガクガクと震える手で止めようとしてくる。
けど、私に触れる前に落ちた。
指を三本に増やしたから。
簡単に入った。
「ゆ、んんッ……ゆみっ」
シーツを握りしめる舞の下着を左手で脱がせる。
服も捲り上げた。
中途半端に肘で巻きついた。
開いた脇に舌を這わす。
「ぁあッあッ」