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私を見て
第4章 甘い時間と罪の味
「うわぁ~スゴい!」

建物の外には出てないのに、庭がある。
木があって、確かに何かの花が咲いてて。
その奥に川幅1メートルはあるだろうか。確かに小川が見える。

建物の中なのに??


風景に目が奪われている間、辻くんがどんな表情だったのか、私は知らない。


「なぁ、長谷川?どんだけあそこで待ってた?」


……聞かないで。


「待ち合わせしてるなら改札口見るよなぁ。でも長谷川は下向いてた。何時間も待ってたんじゃないか?」


……触れないで。


「長谷川?」
「…ほっといて」
「無理だ。出来ない。長谷川、聞いて」
「いやっ」
手で耳を塞いで聞かないようにする。
その手はさらに大きな手に捕まれた。
捕まれたことで身体の位置が近付く。
思いの外、顔が近くて至近距離でじっくり顔を見てしまう。
意識をしてなくても顔が赤くなってくのがわかる。


それは身体を見られたから?
勝手にそういうことされたから?


それとも……気付いちゃったから?
大人になった姿に赤くなってるの?
記憶の彼に赤くなってるの?
どっちなの?
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