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私を見て
第2章 砂漠の真ん中で
太陽が傾くのを見ながら、誰ともなくため息が聞こえた。


「このままは不味くない?」
4人並んだ一番左側にいる加藤さんが、みんなの前に出て歩みを止めた。
それを切っ掛けにして私たちは、砂漠に座り込んだ。


砂の上は意外と歩き難い。
何時間歩いたのか、足が痛くなってきている。
知識など無いけど、知らない場所で、しかも砂漠で。
水と食料、そして向かう場所の無いことは危険だ。

むしろ、私はさっきから眠い。
昨日はろくに寝れなかったんだから。


少しだけ…少しだけ…休ませて………
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