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真珠浪漫物語
第4章 秘密
梨央の支度が整い、すみれに傅れ、ゆっくりと大階段を降りて来る。
階下で梨央の到着を待っていた月城は、その姿に思わず見惚れる。
白い高級レースをふんだんに使ったアフタヌーンドレスは清楚な美貌の梨央に良く似合っている。
袖はプリンセス袖で優雅な曲線を描き、豪華にギャザーが寄ったスカートはレースと真珠でデコレーションされ、さながら御伽話の王女様のようである。
髪は高く結い上げ白い薔薇で飾られ、下ろした髪は華やかにカールされている。
ヘッドドレスも白いシルクで顎の下で可憐に蝶結びされている。
美しい梨央から目を離せない月城。
そんな視線を受け、梨央は恥ずかしそうに笑う。
「きちんとしたドレスを着るのは久しぶりだから…恥ずかしいわ…おかしくないかしら?…似合っている?」
少し不安な梨央。
「…そんなことございません…素晴らしくお美しい…このようにお美しいお方を私は今まで拝見したことがない…」
独り言のようにつぶやく月城。
「…ありがとう、月城。…では行ってまいります」
見たことがないほど晴れやかな笑顔を月城に向け、梨央は、優雅な足運びでホールを抜けて行く。
その後ろ姿に見惚れていた月城ははっと我にかえり、すかさず声をかける。
「お嬢様、アルコールはお召し上がりにならないように。そして、生の果物も避けられますように。また蕁麻疹が出るといけませんので…」
車に乗り込む梨央は笑顔で答える。
「分かっているわ。心配しないで、月城」
黒いメルセデスは静かに動き、屋敷を後にする。
車内の梨央は見送りの月城の姿が小さくなったのを振り返って確認し、運転手に天使のように優しく美しい表情で笑いかける。
「…ねえ、上田。…お願いがあるの。ちょっと寄っていきたいところがあるのだけれど…いいかしら?」
階下で梨央の到着を待っていた月城は、その姿に思わず見惚れる。
白い高級レースをふんだんに使ったアフタヌーンドレスは清楚な美貌の梨央に良く似合っている。
袖はプリンセス袖で優雅な曲線を描き、豪華にギャザーが寄ったスカートはレースと真珠でデコレーションされ、さながら御伽話の王女様のようである。
髪は高く結い上げ白い薔薇で飾られ、下ろした髪は華やかにカールされている。
ヘッドドレスも白いシルクで顎の下で可憐に蝶結びされている。
美しい梨央から目を離せない月城。
そんな視線を受け、梨央は恥ずかしそうに笑う。
「きちんとしたドレスを着るのは久しぶりだから…恥ずかしいわ…おかしくないかしら?…似合っている?」
少し不安な梨央。
「…そんなことございません…素晴らしくお美しい…このようにお美しいお方を私は今まで拝見したことがない…」
独り言のようにつぶやく月城。
「…ありがとう、月城。…では行ってまいります」
見たことがないほど晴れやかな笑顔を月城に向け、梨央は、優雅な足運びでホールを抜けて行く。
その後ろ姿に見惚れていた月城ははっと我にかえり、すかさず声をかける。
「お嬢様、アルコールはお召し上がりにならないように。そして、生の果物も避けられますように。また蕁麻疹が出るといけませんので…」
車に乗り込む梨央は笑顔で答える。
「分かっているわ。心配しないで、月城」
黒いメルセデスは静かに動き、屋敷を後にする。
車内の梨央は見送りの月城の姿が小さくなったのを振り返って確認し、運転手に天使のように優しく美しい表情で笑いかける。
「…ねえ、上田。…お願いがあるの。ちょっと寄っていきたいところがあるのだけれど…いいかしら?」