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真珠浪漫物語
第18章 夜啼鳥 -ナイチンゲール-
…靴音は止んだままだ。
梨央は達したままの余韻で、譫言のように繰り返す。
「…ああ…お姉様…キスして…おねが…い…」
綾香は殊更甘やかに呟き、梨央に濃厚なキスを与える。
「…愛しているわ、梨央…」
「…んっ…は…ああ…ん…もっと…」
キスをねだる梨央に欲しがるだけ与える。
綾香と梨央の甘く激しい息遣いが部屋に溢れる。
…ややもして、靴音が静かに響きながら遠ざかる。
綾香は妖しく微笑みながら梨央の耳元に囁く。
「…聞かれちゃったわね、月城に…」
梨央はまだ陶酔の表情でいたが、綾香の囁きを理解すると、はっとして顔を覆い、泣き出した。
「…いや…い…や…はずかし…い…」
綾香は梨央の手を外し、その白磁のような頬に流れる涙をキスで吸い取りながら見つめる。
「…私は嬉しいわ…梨央が私のものだと月城に知らしめることができて…」
「…お姉様…!」
綾香の愛の告白は何にも勝る。
梨央はあっけなく全てを受け入れ、綾香にしがみつく。
「…梨央…まだまだよ…もっと愛し合いましょう…」
綾香の官能に満ちた美しい声を聞き、収まった筈の欲望が子宮の奥で疼き出す。
「…お姉様…ええ…何度でも…何度でも梨央を愛して…」
梨央は綾香の手を取り頬ずりし、キスをした。
…だが梨央はこの夜、想像を超えた綾香の濃厚すぎる欲情を受け入れ、快楽の海に翻弄され続け、最後は涙ながらに許しを乞うた。
「…もう…でき…ない…お姉様…ゆるして…」
綾香は同じように桃色に上気した美しい肌を火照らせながら、梨央に口付けをする。
甘く優しく宥めながらもその腕は梨央を離さない。
「…まだよ…もう一度…さあ、梨央…今度は私と向かいあって…?」
…梨央がようやく解放されたのは、夜が白々と明け、鳥がさえずりを始めてからのことであった。
梨央は達したままの余韻で、譫言のように繰り返す。
「…ああ…お姉様…キスして…おねが…い…」
綾香は殊更甘やかに呟き、梨央に濃厚なキスを与える。
「…愛しているわ、梨央…」
「…んっ…は…ああ…ん…もっと…」
キスをねだる梨央に欲しがるだけ与える。
綾香と梨央の甘く激しい息遣いが部屋に溢れる。
…ややもして、靴音が静かに響きながら遠ざかる。
綾香は妖しく微笑みながら梨央の耳元に囁く。
「…聞かれちゃったわね、月城に…」
梨央はまだ陶酔の表情でいたが、綾香の囁きを理解すると、はっとして顔を覆い、泣き出した。
「…いや…い…や…はずかし…い…」
綾香は梨央の手を外し、その白磁のような頬に流れる涙をキスで吸い取りながら見つめる。
「…私は嬉しいわ…梨央が私のものだと月城に知らしめることができて…」
「…お姉様…!」
綾香の愛の告白は何にも勝る。
梨央はあっけなく全てを受け入れ、綾香にしがみつく。
「…梨央…まだまだよ…もっと愛し合いましょう…」
綾香の官能に満ちた美しい声を聞き、収まった筈の欲望が子宮の奥で疼き出す。
「…お姉様…ええ…何度でも…何度でも梨央を愛して…」
梨央は綾香の手を取り頬ずりし、キスをした。
…だが梨央はこの夜、想像を超えた綾香の濃厚すぎる欲情を受け入れ、快楽の海に翻弄され続け、最後は涙ながらに許しを乞うた。
「…もう…でき…ない…お姉様…ゆるして…」
綾香は同じように桃色に上気した美しい肌を火照らせながら、梨央に口付けをする。
甘く優しく宥めながらもその腕は梨央を離さない。
「…まだよ…もう一度…さあ、梨央…今度は私と向かいあって…?」
…梨央がようやく解放されたのは、夜が白々と明け、鳥がさえずりを始めてからのことであった。