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真珠浪漫物語
第6章 嵐の夜のあとさき
「…タイツも脱がせて…お姫様」
耳元で囁かれ、梨央は耳がかっと熱くなるのを感じた。
「…は、はい…」
震える指で綾香の網タイツに手を伸ばす。
「…お姫様は、こんなに淫らなものは見たこともないでしょ?」
綾香の少し意地悪で揶揄うような目と目が合う。
「…い、いいえ…」
「嫌じゃないの?…こんなお姉様」
綾香の手が優しく梨央の髪を撫でる。
美しい顔が吐息がかからんばかりの距離に近づいてくる。
梨央の背筋がゾクッと震えた。

「…い、嫌じゃないです!…お姉様は…お綺麗です!どんなお洋服をお召しになっていても…どんなお姉様でも…私は大好きです!」
真っ赤になっている梨央をまじまじと見つめ、綾香は思わず吹き出す。
「あははは!可笑しい!…あんたって本当に変わってるよね」
「お、お姉様…?」
「…ちょっとビビらせたら懲りるかなあて思ったんだけど…」
綾香はニヤリと笑った。
「案外根性あるんじゃない?お姫様」
そして、さっさとタイツを自分で脱ぎ捨てると、ビスチェも脱ぎだした。
梨央は、慌てて目を伏せようとしたがその刹那、目に入った綾香の豊満で形のよい乳房に釘付けになってしまう。
シルクの様に光沢ある白い肌、桜色の乳首、引き締まった腰のライン、女性らしい張りのあるお尻、形の良い脚…。
お姉様のお身体は、なんてお美しいの…
ううん、お美しいばかりではないわ。
何だかよくわからないけれど、お姉様を見ていると身体が疼く…お姉様に…抱きしめていただきたくなる…。
そして…梨央の身体も…触ってほし…
はっと我に帰る。
…私ったら…何を考えているの?
いやらしい…!ダメよ、そんなことを考えるなんて!

梨央の葛藤をよそに、綾香はさっさと浴衣に着替え、
「さあ、寝るよ。お姫様」
と、布団を敷きだした。

布団は一組。
「…お姉様はどちらに?」
綾香は部屋の隅の藤の長椅子を指差した。
「私はあの長椅子で寝る」
「そんな…ご一緒に寝ましょう、お姉様」
「二人で寝たら狭いよ、あんたは布団で寝な」
「嫌です。私、お姉様と一緒に寝たいです」
梨央は頑固に食い下がる。
「あんたねえ…」
綾香が呆れ出した時、窓の外でいきなり雷鳴の音が響き渡り、稲光が部屋の中まで届いた。
梨央は思わず、綾香に抱きつき、しがみついた。
「雷、嫌い!怖い!お姉様!」
震える梨央を当惑しながら抱きしめる。
「…仕方ないね…」
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