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真珠浪漫物語
第10章 甘い蜜の夜
綾香は夢を見ていた…。
誰かが綾香の顔を愛しげに撫で回し、顔中にキスの雨を降らせる…。
優しく…控えめに…
やがてその唇は綾香の唇を探し当て、そっと重ね、押し開いた。
その舌が綾香の歯列を優しくなぞったかと思うと、思いがけない強引さで歯列を押し開き、綾香の舌を求めて彷徨い始めた。
滑らかな舌は綾香の舌先にそっと触れ、反応を伺う。
そして次第に大胆にゆっくりと舌を絡め、貪欲に吸い出す。

綾香はそのあえかな快感に思わず声を立てる。
「…んっ…」
その声に、舌の動きは一瞬止まったが、再び綾香の口内を味わい尽くすように動き出す…。
…と、同時にしなやかな指が綾香の胸元を彷徨い、絹のネグリジェの釦を外したかと思うと、綾香の乳房を捉え、愛しげに、しかし執拗に愛撫を始めた。
円を描くように綾香の乳房を愛撫する手…。
その舌は綾香の舌を離すまいと絡め続け、甘い蜜をねだるかのように吸い続ける。

綾香の身体の奥底から甘い疼きが沸き起こり始める。
…誰…?
これは夢なの…?
「…あっ…んんっ…」
乳房への愛撫は執拗で、少しずつ激しくなる。
その快感に綾香は声を抑えることが出来ない。
「…あ…んっ…は…あっ…」

綾香の声が高まったその時、濃厚に絡みついていた舌が離れ…
「…お姉様…!すき…!だいすき…!」

…聞きなれた声がした。
綾香はその瞬間、夢から目が覚めた。
…夢…じゃない…⁈
…その声は…

「…梨央…?」
綾香ははっと瞼を開く。
暗がりの中で、綾香を抱きしめ、乳房を握りしめ愛撫している少女の姿をみとめる…。
…夢じゃないわ…。
これは…
「…梨央なの…?」

梨央はその刹那、目を見開き凍りついたように表情を静止させ、慌てて乳房から手を離した。
そして細かく震え始め、綾香から後退りをして、背中を向けた。

夜目にもがたがたと震えるその背中…。
綾香は身体を起こし、声をかける。
「…梨央…どうして…」

梨央は、堰を切ったように激しく泣き出し顔を覆う。
「…ごめんなさい…お姉様…ごめんなさい…私…私…お姉様が好きなの…愛しているの…ごめんなさい…こんなことをして…許して…お姉様…!」
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