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真珠浪漫物語
第10章 甘い蜜の夜
梨央は、信じられないような顔をしておずおずと綾香の手を取る。
綾香は微笑みながら尋ねる。
「…梨央は…したことはないんだよね?」
真っ赤になりながら小さく頷く。
「…キスも、もしかして私が初めて?」
梨央は消え入りそうになりながら綾香に縋る。
「…はい…お姉様…」
綾香は少し意地悪な表情をしてみせる。
「キスも初めてなのに、寝ている私を襲ったの?」
梨央はぎゅっと身体を縮める。
「…ごめんなさい…お姉様…」
梨央の桜貝のように朱に染まった耳朶に触れ、そっとくちづける。
「…いけない子…」
「…あっ…おねえさま…」
「…言ってくれたら、キスくらいしてあげたのに…」
綾香は梨央の清らかな額に額をつける。
「…可愛い梨央…貴方に快楽を教えてあげる…」
「お姉様…」
「快楽を知ることは悪いことではないの…女が性欲を持つこともね…」
「…は、はい…」
「梨央は今までネンネすぎたんだよ。…もっと身も心も柔らかく自由になっていいんだよ」
「…お姉様…」
涙ぐむ梨央の唇に、綾香はそっと優しくキスをする。
あまりの幸福感に打ち震える梨央。
「…お姉様…うれしい…お姉様が…梨央に…キスしてくださるなんて…」
綾香は愛しげに梨央を抱きしめる。
「…可愛い…梨央…可愛すぎて…ちょっと虐めたくなっちゃう…」
「虐めて…お姉様…梨央はお姉様になら虐められたい…!」
「そんなこと言って…知らないからね…」
綾香はやや腹立たしげに言い、梨央をベッドに押し倒す。
「…あっ…!」
梨央の顎を掴むと
「…綺麗で穢れを知らない可愛い梨央…大好きよ…」
と囁き、梨央の唇を奪う。
「…んっ…あ…あ…おねえさ…ま…」
キスを繰り返すごとに、それは濃厚さを増し、綾香は梨央の唇を蹂躙し続ける。
綾香は次第に梨央の唇を犯すことに夢中になっていった。
…この穢れを知らない可憐な唇を奪えるのは私だけだ…。
それはまだ誰も摘んだことのない可憐で高貴な花を欲しいままに摘み、思うがままに散らす快感に似ていた。
「…梨央…可愛い…」
呪文のように唱えると、梨央の身体は柔らかく蕩けてゆく。
「…んんっ…お姉様…あ…ああ…」


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