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帝警備淫夢譚
第1章 矢上マユ、腕利き調査員の帰還
「仰る意味が分かりません」
全部分かっているのだけれど…。
この事務室から機密情報のUSBを探し出し、本部に運ぶ。それが私の仕事。この半年、派遣社員を装い内偵してきた。
マークすべき人物は工場長。彼直属の部下だけが入出を許された事務室がある。
私はどうにか工場長の目に留まるよう、彼の好色を刺激してきた。努力の甲斐あって、例の事務室にまでは入ることが出来たのだけど…。
「君は誰の犬だ?」
工場長と取り巻きの三人に尋ねられる。
「君のバックからこれが見つかったのだ。言い逃れは出来んぞ」
ここまでは完璧だったのに!
工場長の腰巾着になっている男。上に全く逆らえないイエスマン。色仕掛けで攻めれば鼻の下を伸ばして油断ばかり。
目を付けた私は、彼のデスクにコーヒーを運び、思い切りひっくり返してやった。引き出しが空いた瞬間を狙って。小さなカップだけど引き出しはコーヒーまみれ。彼の股間のあたりも。
すぐに自分のハンカチを取リだし平謝りしながらデスクも股間も拭き取る。彼、困るよーとか言いながら呆然と受け身(笑)股間を拭く時に胸の谷間を見せつければ、彼の眼は一点集中。ブラが浮いて少しだけ乳首見られたかも…(苦笑)。
その隙に狙っていたUSBを頂戴。さらに同じ色のUSBを引き出しに入れた。彼、全く気付かず。
なのに、まさかドアにこんな仕掛けがあるなんて…。
「持ち出し厳禁の機材には反応するようにしてある」
工場長が言う通り、私がUSBをバックに忍ばせてドアを開くと警告音が鳴った。これは想定外。後悔しても始まらないけど。
全部分かっているのだけれど…。
この事務室から機密情報のUSBを探し出し、本部に運ぶ。それが私の仕事。この半年、派遣社員を装い内偵してきた。
マークすべき人物は工場長。彼直属の部下だけが入出を許された事務室がある。
私はどうにか工場長の目に留まるよう、彼の好色を刺激してきた。努力の甲斐あって、例の事務室にまでは入ることが出来たのだけど…。
「君は誰の犬だ?」
工場長と取り巻きの三人に尋ねられる。
「君のバックからこれが見つかったのだ。言い逃れは出来んぞ」
ここまでは完璧だったのに!
工場長の腰巾着になっている男。上に全く逆らえないイエスマン。色仕掛けで攻めれば鼻の下を伸ばして油断ばかり。
目を付けた私は、彼のデスクにコーヒーを運び、思い切りひっくり返してやった。引き出しが空いた瞬間を狙って。小さなカップだけど引き出しはコーヒーまみれ。彼の股間のあたりも。
すぐに自分のハンカチを取リだし平謝りしながらデスクも股間も拭き取る。彼、困るよーとか言いながら呆然と受け身(笑)股間を拭く時に胸の谷間を見せつければ、彼の眼は一点集中。ブラが浮いて少しだけ乳首見られたかも…(苦笑)。
その隙に狙っていたUSBを頂戴。さらに同じ色のUSBを引き出しに入れた。彼、全く気付かず。
なのに、まさかドアにこんな仕掛けがあるなんて…。
「持ち出し厳禁の機材には反応するようにしてある」
工場長が言う通り、私がUSBをバックに忍ばせてドアを開くと警告音が鳴った。これは想定外。後悔しても始まらないけど。