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帝警備淫夢譚
第7章 矢上マユ、罠だらけの工場調査
私は、今晩、勝負すると決めた。

ブルーの制服の下は、帝警備の特殊装備。

上半身には、極薄の防弾ベスト。ベストには盗聴機、小型カメラ、発信機など、様々な機械が埋め込まれている。
ベストの下は防刃のロングTシャツ。伸縮軽量、筋肉に適度な圧がかかり疲れにくい。
下半身は、まずベルト。ズボンにかけるタイプではなく、それだけで独立している。背部にはベルトと一体化した革製の鞘があり、小型のサバイバルナイフが収まっている。左には特殊警棒が吊られ、右には私が得意な小型電気ショックボウガン。殺傷能力は低いが、無音で発射可能。矢の放電機能は相手を三時間は気絶させる。
ベルトの内側は、上半身の防刃ロングTシャツと同じ素材のタイツ。
登山靴に近いタイプのミドルカットのブーツは、防音の特殊ソールが取り付けてある。
ポケットには皮手袋。これも帝警備の自信作。素手と同じ感触で扱えるが、敵の刃物を掴んでも切れない。

1時間前、一つ一つを確認し身に付けた。

そして私を守る最後の砦。お揃いのスポーツブラとショーツ。チャコールグレーのそれは、可愛気はないけれどお気に入り。美和と再会した時、あのスポーツ用品店で買ったものだ。

三つの部屋はそれぞれシリンダー錠でロックされているが既に合鍵を作ってある。帝警備の最新機器にかかれば、それくらいは問題にならない。
ただ、扉は見えているものだけとは限らない。奥に複数の扉があり、別のロックがかけられているかもしれないし、重要書類は金庫の中に収められている可能性が高い。

どこまでやれるか…。
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