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帝警備淫夢譚
第7章 矢上マユ、罠だらけの工場調査
2度目の巡回時間だ。
午前3時20分。

数分前、睡眠薬をたっぷりと仕込んだコーヒーをオジサマに飲ませた。しっかり落ちてる。

デスクに突っ伏している彼の後ろで、私はブルーの警備制服を脱ぎ捨てロッカーにしまう。

黒を基調とした帝警備の特殊装備姿の私。もう一度、全身を確認する。
そして手袋を着け、甲のボタンを押す。

「くぅッ!」

ピリッとした快感にも似た刺激が全身を包む。これで私の姿はカメラには映らない。万が一、オジサマが目を覚ましても私の姿は見えないし、記録にも残らない。

いこう。

私は走る。
予定していた最初の扉。ロック解除。扉の写真だけで合鍵を作るとか、本当、技術部は変人の集まりね。

まずは一部屋目…。

空き部屋?

正方形の室内には一切何もない。白い壁、床、天井。蛍光灯も取り付けられていない。

何でこの部屋が厳重に管理されていたのかしら?

部屋に足を踏み入れる。

その時!

踏み入れた足の下に床がないことに気が付く。
まさか!?床は立体映像!?

私は空中で身構え降り立つ。

降り立った部屋は広い。だが不自然なほど灯りが少なく薄暗い。

誰かいる!?

私が人の気配を察した時。
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