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帝警備淫夢譚
第9章 城田美和、シャワールームの陰謀
松葉さんの…。
天を衝くってこういうことなんだろうな。逞しい屹立。
柄のところが刀みたいに反り返ってる。見てるだけでも固さが伝わってくる。
その上の傘、鎌首とかって言うけど、下が拡がって、引っ掻くぞって宣言してるみたい。

恐る恐る触ってみる。

固い!?リンゴなんてものじゃない。本当に鋼?
ビクンビクンと脈打つと、私の手を持っていくほど。
そして熱い…。

「熱いだろ?君の中に入れて、冷えた体、温めてあげる」

私は思考を失った。

これで突かれるの?今から?

彼が私の体を持ち上げる。軽々とお姫様だっこ。

シャワールームのドアを開き、用意してあったバスタオルを私にかける。松葉さんも自分の分を肩からかける。

そのまま部屋へ。
ベッドのある方へ。

体の水気はほとんど飛んでしまっている。
お互い、少しは濡れているけれど、どうでもいい。
下半身はシャワーで濡れたんじゃないし、これからもっと濡れるんだから。

私はベッドに寝かされる。

キス。

何かもう、分からない。

甘いキス。

早く入れてほしい。

彼の指が私の森を探検してる。もう、洞窟の入り口は知ってるハズ。だからかな、そっと優しく、でも一直線に進んでくる。

入り口のボタン、彼に押されると、かたく閉ざしたはずの門が、内側から流れるものに湿らされて柔らかくなる。

彼はその門を静かに抜ける。すると、蜜のプールがあって、ようやく彼の指はその蜜を激しく掻き出そうと動き始める。

「あっん!あっ!あっ!あっんっ!あっ!」

もう分からないよ。
彼のことが好き。分かるのはそれだけ。

「あっ!もう!もうっ!あぁダメ!イキます!ああっっっ!!!」

息ができない。
きっとまだ、彼の指が動き始めて10秒も経っていない。
それなのに、私はずいぶん激しい絶頂を味わった。
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