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帝警備淫夢譚
第10章 矢上マユ、強烈媚薬に“あの人”を想う
“あの人”

何で美和なの?
これが夢だったとしても、何で私を犯してくれないの?

“あの人”が欲しい…。

混乱。狂おしいほどに、“あの人”に会いたい。

冷静に、どんなことにも耐え、帝警備の調査員として自分を鍛え上げてきた。
今の私。強くなったと思ってる。

けど、幸せなの?旦那のことは愛してる。
けど、それとは違う。私の空虚感、あなたにしか満たせない空洞が存在するの。
あなたにしか潤せない乾きがあるの!
それなのに美和と??
なんで…??

ほしい…して…ほしい…。
私を抱いてほしい…。

・・・

サイレンの音が集まり、金属が破れるような音がした。
私は怪しい夢と意識の中で、救助が来たことを理解した。

でも、何であの時警報が鳴ったのかしら…。誰かが私を助けてくれた?

いったいだれが?

「んっあっあぁぁぁ!」

まだ幻覚を見ていた方がマシだったかもしれない。警官が大勢来ても、私はこの快感から逃れられないだろう。1分か2分後、私は大勢の男に囲まれ、喘ぎ声を聞かれ、欲情の目にさらされるだろう。

「くっ…あっ…はあぁぁんっ!」

でも、耐えないと!…

「誰かいますか?」

警官が私のいる部屋に勢いよく入ってきた。

「は…い…います…」

「大丈夫ですか??」

警官が3人駆け寄ってくる。

「はっいっ…くっんっ…んっあっああああんっ!!!」

自分の声。警官たちの視線。湿る体。放たれる淫靡な匂い。
すべては私の痴態から生まれたもの…羞恥と快感が、私の隅々までを支配する。
見せつけながらの絶頂。
そして私は再び意識を失った。
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