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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第14章 見えない恋敵
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車から降りる時に危ないからと差し出した俺の手。
その手に乗った彼女の左手。
綺麗な白い指。
薬指だけ、日焼けしている。
そう、リングの形に…。
多分仕事以外は付けているんだろう。
間違いなくそれは、エンゲージリング。
サラは、結婚してる。
そう確信した。
でも、不思議と迷いはなかった。
苦しい恋になるかもしれない。
でも、今の俺の生活よりは、サラに恋をしている方がきっと楽しい生活になるはずだ。
だから、俺はサラに告白した。
俺を好きなら、俺といる時だけでも、俺を愛してくれればいい。
そう思ったから…。
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