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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第14章 見えない恋敵

サラを家に送ってから、俺は考えていた。
何で突然バレたんだ?
多分あの日、サラが俺の家に遊びに来た日。
あの日サラが、いつもと違う事をしたはずだ。
何だ…?
あの日サラを抱いたあと、サラはシャワーを浴びていた。
いつもは洗わない髪も、家に帰って入らなくてすむからと、珍しく洗っていた。
そうか…香りか…!!
抱き締めた時にいつも俺も感じるシャンプーの香り。
それがいつもと違うから、気付いたんだ…。
普段ちゃんと、夫婦として接していれば、絶対にわかるはずだ。
失敗した…。
これからは、そういう事にも慎重にならなくては…。
折角、両想いになれたんだ。
そう簡単にサラを手放してたまるか。

